危険な毒を持っているハチ
子供の頃からハチの毒は恐ろしいものだと教えられている方も多いのではないでしょうか?
しかし実はキイロスズメバチやアシナガバチの毒は、毒だけで人間を殺傷するほどの能力は持っていません。
では何故ハチの毒は恐ろしいと言われているのでしょうか?
実はハチの毒の中にはアレルゲンの元になるヒスタミンが入っているのです。
花粉症の薬で抗ヒスタミン剤という言葉を聞くこともありますよね。
このハチの毒に含まれる成分が体にアレルギー反応を起こさせ、アナフィラキシーショックで最悪の場合命を落とすこともあるのです。
短期間に2回以上刺されると、このアナフィラキシーを起こしやすくなると言われています。
刺されてしまったら?
もしハチに刺されてしまった時は毒を口で吸うのでは無く、指で患部をつねって体内に取り込まれる毒をなるべく少なくしましょう。
最近では毒出しの器具も市販で売られているようです。
そして患部はよく冷やしましょう。
薬で治す場合はステロイド軟膏や、抗ヒスタミン剤の服用が一般的です。
地方によっては尿をかける、アンモニアをかけるのが効果的と言われているところもありますが、逆効果ですので止めましょう。
重大なショック症状があった時
食物アレルギーなどでアドレナリン携帯自己注射(エピペン)を持っている方もいるかと思いますが、
ハチ刺されによるショック症状にもそれは有効です。
すぐに救急車を呼び、できるだけ呼吸が楽な状態にしましょう。
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