日本の各地で養殖されており、益虫としての側面を持つミツバチですが、ときとして人間に被害を及ぼすことがあります。ミツバチは基本的に大人しい性質であるため、こちらから危害を加えたり、巣に近づいたりしなければ刺してくることはほとんどありません。しかし、野生のミツバチは、民家に侵入しそこで巣をつくることがあります。密閉空間を好むため、屋根裏や床下、壁板の裏などに巣をつくり、いつのまにか凄まじい数に繁殖していたなんてこともあります。そうなると、気づかないうちにミツバチの警戒範囲に入ってしまい、攻撃を受ける恐れがあります。ミツバチの毒はスズメバチやアシナガバチに比べると、さほど強力ではありません。しかし、ミツバチは圧倒的な数で、一斉に攻撃してくるため、何匹ものハチに刺されアナフィラキシーショックを起こしてしまうことがあるのです。特にミツバチは、スズメバチやアシナガバチと違い、女王バチだけでなく働きバチも冬を越すため、敵への攻撃性が低くなる時期がないのです。巣に近づく敵に対しては、時期を問わず攻撃を仕掛けてくるのです。そして、ミツバチの恐ろしさは圧倒的な数です。1つの巣における個体数はスズメバチが約1000匹、アシナガバチが約100匹であるのに対して、ミツバチは3~8万匹と桁違いに多いのです。そしてそれだけのミツバチが一斉に攻撃してくるのです。そうなれば、いくら毒性が低くても、ひとたまりもありません。ミツバチであっても、見つけた場合には決して油断せず、蜂駆除業者に依頼し、駆除してもらいましょう。
評価はまだありません。
このページの内容がお役に立てましたら、下の星ボタンからご評価ください。