スズメバチ同様、大きな姿と羽音で人々を驚かせることが多いハチとしてアシナガバチがいます。
アシナガバチの特徴といえば、飛行中に足をブラン、と垂れ下げて飛んでいる姿で、これが姿をより一層大きく見せています。体表の色もスズメバチ同様に毒々しい黄色と黒のツートーンで、見るからに危険なハチというイメージを持つ方も多いと思います。
しかし、アシナガバチはスズメバチと異なり、人間や他の動物を積極的に襲うような性質は持っていません。姿の似ているスズメバチと比較すると大変大人しい動物で、むしろアシナガバチのほうがスズメバチに襲われて巣が壊滅するということもあるほどだそうです。
そんなアシナガバチなので、市や町などの行政では積極的な駆除は奨励せず、教育機関などでは巣に近づかないようにして保護を行うようにしている所もあるそうです。
スズメバチに比べると遥かに危険性が低いからこそ、このような事ができるのでしょう。
しかし、その毒は強力で、最近の研究では毒自体の威力はスズメバチより強いとも言われています。
積極的に人を襲うことは無いとはいえ、巣に知らず知らずのうちに近づいたりしてしまった結果、巣や幼虫を守ろうとしたアシナガバチに集中攻撃され、大事故になることもありえます。
また、特に多い事例としては洗濯物などに引っ付いていたアシナガバチが、洗濯物を取り込もうとした人を刺すという事例があります。
どうしても心配な場合は、早めにハチ駆除のプロに相談をして、必要であれば駆除もしてもらうことをおすすめします。
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