ハチ被害において最も多くの被害をもたらしているのが、誰もが知るスズメバチです。スズメバチの中でもオオスズメバチやキイロスズメバチが有名ですが、近年はそれらに加えて、新たなスズメバチの侵入が問題になっています。それは、「ツマアカスズメバチ」というハチです。元々はインドネシア原産のハチでしたが、現在はヨーロッパやアジア全域に生息域を広げ、日本でも長崎県の対馬を中心に生息が確認されています。
ツマアカスズメバチの特徴として挙げられるのが、その攻撃性の高さです。一度狙いをつけた相手には執拗に攻撃を繰り返すことで、他の虫に襲い掛かります。中でもミツバチに多くの被害が出ており、ミツバチを利用する養蜂農家にも深刻なダメージを与えています。さらに都市部での環境にも適応しており、人間が刺されるという被害も出ています。
拡大スピードが速いツマアカスズメバチは、今後さらなる被害の増加が予想されるスズメバチです。今後の対策が遅れれば、単純に被害件数を増やすだけでなく、生態系の破壊を招くおそれもあります。そのため、まだ数の少ないうちに対処する事が必要なのです。ハチ駆除業者は、このような新種のハチとも戦っているのです。
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